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ネットショップ開業の注意事項

 Y!ショッピングの無料化やBASESTORESなどインスタント無料EC、さらにメルカリラインモールをきっかけにネットショップを開業する法人、個人がかなり増えてます。しかし、ネットショップ開業するのに、簡単に出品すること以外、たくさんのリスクも潜んでいます。世の中に大成功のショップはごく僅かです。ネットショップの道は甘くないです!

私の経験から ネットショップ健全なグロースするために、少しでもお役に立てれば幸いです。


ネットショップ開業するなら自己資金で運営したほうがいい

安易に借入をしてしまうと、返済に追われて、健全な運営ができなくなる可能性が非常に高いです。

資金増加に応じて利益が増加しない場合は、返済するのに苦労します。また、資金が多ければ多いほうがいいことありません!自己資金の場合を除くと、資金をフル活用しないと利子の支払いだけでも大変なことになります。しかし、フル活用ができたとしても、きちんと利益を増やさないといけない。そのため、借入を行う前に、慎重に検討したほうがいいです。


商材の単価が安すぎず、高すぎずのほうがいい

単価が極端すぎると、転換率(コンバージョン率)が低下します。

安いものは売れやすそうに見えますが、実は難しいです。ネットショップの運営は必ず運賃のコストが発生します。単価が安いが、送料が割高で、購入されにくくなります。例えば、100円の商品を買おうとすると、送料が500円がかかり、絶対に必要としない限り買わないことが多いかもしれません。どうしても、こういう商材を扱わないといけない場合は、全体の運営コストを下げるために工夫がかなりいります。

また、数十万から数百万のような高単価の商材もよくないです。高い単価の商材は、利益率がそれほどよくない商材が多いです。転換率が低いが、ある程度利益を保つことができると思います。しかし、一番の問題点は、購入に関するトラブルのときのリスクです。例えば、返品などになる場合は、商品が戻ってくると再販できなくなる可能性があります。


大量な在庫を持たないほうがいい

ネットショップならではのメリットでもあります。

大量に在庫がなくても、売れるショップは売れます。在庫の回転率をきちんと把握しないといけません。回転の良い商材を在庫を持つようにしましょう!発送などがスピーティーに対応が可能となり、サービスの向上にもつながります。商材にもよりますが、2週間から1ヶ月程度の売れ筋商品を在庫持ったほうがいいかもしれません。数ヶ月でも売れない商品たちをセールなどで早く処分するほうがいいです。


最初は自社ショップを作らないほうがいい

時間、コストをかけて、いざ運営しはじめると、ぜんぜん集客できないと気づきます。

特殊な集客チャンネルを持たない限り、自社ショップの運営は極めて難しいです。広告で集客する場合は、採算ほぼ合わないケースが多いです。また、決済などはほとんど個別な契約で、使っているカートサービスなどの制限で意外に選択肢があまりないです!さらに、決済会社によってクレジットカードの決済で不正利用も多く遭遇します。特に不正利用されてるクレカはほとんど高単価の商材を狙っている!当たってしまったら痛いです。最初は初期費用結構高いですが、モールのほうが集客力があるので、比較的に運営しやすいと思います。ある程度の売り上げを確保してから、自社ショップをチャレンジしたほうがいいです。


粗利の高い商材を期待しないほうがいい

現在、ネットショップが手軽に運営できる一方、レッドオーシャンでもあります。

ほぼあらゆるジャンルの商材はライバルが存在するので、仮に利益率が高い売れ筋商材を確保できたとしても、あくまで一時的なことです。すぐにライバルが現るか、商材のブームが去っていくかのです。また、利益率が本当に高いが、全然売れなくては意味がありません。もし売れたらすごく儲かるなぁ~的な発想を持たないほうがいいです。


積極的に役に立つツールを導入したほうがいい

ネットショップの運営は効率が大事なことです。

効率をアップするために、ケチらず導入したほうが生産性が上がります。少人数でも仕事ができてしまいますので、ショップの状況に応じて、必要になりそうなツールやサービスを見つけて、早く導入することがおすすめです。現在、1~2人でも年商1億のショップを運営できるような時代になっています。


受注から梱包、発送まで自社で完結したほうがいい

外注することを検討するところも多いですが、ほとんどのケースはコスト増になります。

受注、梱包や発送は確かに面倒な作業ですが、自分のショップであるから、心で運営しないといけません。お問合せの返事、荷受け時の検品や発送する際にラッピングなど、心を込めての対応はお客さんに伝わるはずです。外注の場合は、コストを抑えるために委託することが多いですが、コストむしろ増える可能性が高いです。特に、在庫回転率の良くない商品の場合は、倉庫代だけでもバカになりません。また、返品や交換などの場合は、自分の目に通らないので、トラブルしやすいです。


コンサルを頼りすぎないほうがいい

自分自身が経験ない場合はコンサルは頼りになりますが、頼りすぎると成長できません。

特に小規模なネットショップの場合、運営に関するほぼすべてのプロセスを把握しないといけません。一人でされてる場合は、大変なことですが、勉強しないと成長しないので、自分が成長しないとショップも成長できません。コンサルの場合は、確かに経験があるが、もしうまくいかない場合は、あくまでも「失敗」であり、自分のショップにとっておそらく「死活」の問題です!


安易にオリジナル商材を開発しないほうがいい

商品開発が必ず思った以上に難しいことを思ってください。

商品によって開発のプロセスは一概できませんが、まったくの未経験者が失敗率も高いです。安易に開発しようとすると、想像以上に課題が多いです。商品開発はむしろネットショップ運営より難しいことで、開発した商品が売れるまでやると、さらに至難の業です!もし、確かに強い商品開発力を持っているであれば、かつ、マーケットも大きいの場合は、全力でチャレンジすることもありです。


メディアを持ったほうがいい

ブログなどのメディア属性を持つもので自分自身の経験や商品に関する情報を発信し続けることが大事です。

何かを書くことは誰でもできそうですが、書き続けることはすごく難しいです。情報発信することによって、集客力をつけることにもつながります。恥ずかしいながら、私もこのブログをはじめたとき毎日更新しようと思ったのですが、まだ毎日更新できておりません。また、ブログ以外にも、LINE、Twitter、FacebookなどのSNSで情報を連動したほうがいいです。日本ではあまり聞きませんが、中国では「網紅」(ネットで人気の意味)と呼ばれいる人達がいます。彼らの一部が人気をマネタイズする方法は、ネットショップを運営することです。短期間で素晴らしい事例もたくさんあります(今後少しずつご紹介していきたい)。


情報をケチらずに仕入れたほうがいい

ネットショップの運営は商品トレンドに敏感に反応しなければならない。

鈍感だと、トレンドをつかめず、収益につながりませんので、私からすると、ネットショップ運営の肝な部分ではないかと思います。

特に人気商品の入れ替えが激しいくなって、売れる時期も短くなっています。乗り遅れてしまうと、ブームが去り、在庫だけが残るケースもあります。できればオールジャンルの情報を把握し、少なくとも自分のジャンルの情報を把握しなければなりません。


まとめ

最初のショップ開業が戸惑うことが多いですが、いきなり大きくなる夢を見ず、少しずつ頑張って、そのうち必ずプロになります。きっかけは人それぞれだと思いますが、この道を選んだから、まず自信を持たないといけません!