皆さん、こんにちは、mqmの王です。
ここ数ヶ月、Uber及びDidiの資金調達がどんどんレベルアップしていて、中国におけるマーケティング費用もバンバン突っ込んで、マネーの消耗戦に陥ってしまったのですが、お互いには悪夢のような存在であることは間違いありません。
関連記事:
「UberとDidiはなぜそこまで資金を調達するのか」
「Didichuxing(滴滴)が新たに45億ドルの資金を調達し、さらに25億ドルの借入を実施し、現金が105億ドルに!」
ということで、乱暴なやり方はいつ終わるのかは誰でもわかないし、既存の株主も不安を抱えることは間違いありません。従って、中国においてのマーケットスケール自体もそろそろ決まりそうで、次の動きとしては、無駄な資金消耗戦をストップをかけないと行けないはずです。しかし、両社揃って、一斉にストップをかけるには、協議をする必要があるため、おそらく何かの形で、中国国内の業務の吸収合併やグローバル規模での協業が自然な形ではないかと思われます。
また、中国でマネーパワーでプレイしていた配車アプリの業界はユーザーの充実度はどうかは疑問点がありますし、もし何かの形で合併したとしても、あくまでも暫定の一位のシェアを取っただけかと思われます。現在、両社以外のサービスもいくつがあり、本当に資金消耗戦はストップできるでしょうか?
補足としては、中国においては、特に特殊な公共交通の事情で確実に配車アプリを利用せざるを得ないわけで、マーケットスケールの心配はありません。また、データの蓄積による他の業界までの応用も期待できます。
このスケールの事例はなかなかないので、行方を継続的に観測することは興味深いと思います。