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WordPress、EC-CUBEのようなCMSはだれのため?

皆さん、こんにちは、mqmの王です。

 

 

WordPressはもはや説明不要の大人気のCMSですね。EC-CUBEもECショップなら定番のCMSです。制作現場でほとんどのケースは対応可能になるので、「とりあえずワードプレスでいく」とか「これはEC-CUBEですね」という流れがあるらしいです。しかし、本当にクライアントサイドに最適なのかについて考えていただきたいです。

案件の規模にもよると思いますが、大体、クライアント側のニーズとして、「低コスト」、「短納期」、「自分で更新」、「拡張しやすい」にまとめることができます。営業するとき「WordPressなら安く早く、ご自身で更新できて、今後いろいろ増やしたいときは拡張しやすいよ」と説明しやすいですね。しかも、WordPress、EC-CUBE自体の知名度が高いし、情報を検索したら、ほとんど安い、早い、簡単などほぼ一辺倒にいい情報が書かれてます。もちろん、素晴らしいですし、できることが多いのです。でも、素人が下手するとリテラシーがない自分でも作れるかと思ってしまう時があるではありませんか。しかし、真実は違うはずですね。ほとんどの場合は条件つきです。

 

 

■CMSは安いのか

 

WordPress、EC-CUBEのような大量なCMSは無償でカスタムができるし、安いとイメージされやすいですが、それは、自分で作業できる場合は、かなり安く済みます。しかし、外注する場合はそんなことはありません。

 

 

■CMSは早いのか

 

案件の規模にもよりますが、特にECショップの場合は、商品登録などの作業が確かに早い場合があります。しかし、だれでも早いわけではありません。

 

 

■自分で更新できるのか

 

納品後に自分でコンテンツ更新ができれば、ランニングコストが抑えて、運営できます。しかし、ある程度の知識がなければ、思うほどスムーズに行きません。仮に慣れたとしても、思うほどに更新が続かないです。

 

 

■拡張しやすい

 

今後の需要が増えると拡張しやすいし、取り扱う業者も多いので、安心です。しかし、需要度の低いものまで余計にプラグインを入れたりこともあります。プラグインのせいで、バージョンアップができない場合もあります。

 

 

では、CMSはそもそもだれのためのものでしょうか?

 

 

 

■制作サイドのためのもの

 

CMSが普及すると、分かる人が増えて、取り扱う業者さんも増えますね。案件数を稼いでいくと、制作業務フローが確立しているので、工数が少ないで済むことが多いので、制作会社にとって「早い」、「安い」です。だけど、なんでもかんでもワードプレス的なことを見直した方がいいかもしれません。特にクライアントさんは自分でも更新できるように期待をしていたのに、ダッシュボードを見た瞬間に泣きそうになることもありますよ。